国家勘定録
清文堂史料叢書第2刊
宮本又次編・藤本 篤校訂
本書は九州筑後柳河藩立花家の家臣三善庸礼の著になるもので、「国家」はすなわち藩、その経済・財政をいかにすべきかを論じた8冊からなる記録を翻印したものである。国家勘定録は租税論と禄制論ではあるが、庸礼は儒教的精神をもって、免合をよく正し、国家勘定における受を正確にし、侍の員数を整え、払を正しくすることが国家諸役の先務だと力説している。また他国交易重視論は、前期的商業資本期にふさわしい論である。
ISBN4-7924-0052-X (1971.2) A5 判 上製本 220頁 本体2600円