明治米価調節史料
本庄栄治郎編
米の価格は常に動揺しているが、国民生活に極めて重要な意義を有するのでその著しい変動は社会・政治・経済上重大な影響を及ぼす。従ってその騰落の激しい時は為政者が人為の手段で米価を調節し悪影響を緩和してきた。本書は明治年間に行われた米価調節を解明する根本史料で、明治15年までを扱った「米穀経理紀事」、「米価常平制度ノ梗概」と明治10年前後から23、4年までを扱った「米価ヲ平準ニスル方案」を収め、解題を付したものである。
ISBN4-7924-0123-2 (1971.10) A5判 上製本 291頁 本体2300円