近代瀬戸内塩業史研究
相良英輔著
とかく塩業は前近代的産業として捉えられがちである。本書は瀬戸内10州をおもな対象として、近代産業史研究の一班として製塩業をとりあげる。まず近代塩業史を考察する前提として、近世塩田の成立過程と旧藩の塩業政策を明らかにする。これを踏まえ近代塩業史研究について、経営・流通・塩業政策と合理化の各面から考察してゆく。人びとの生活に欠かすことのできない産品である塩をつうじて、著者の視点は地主制研究や近代産業史の分野にも及ぶ好著である。


  著者の関連書籍
  相良英輔先生退職記念論集刊行会編 たたら製鉄と石見銀山・地域社会



ISBN4-7924-0378-2 (1992.5) A5 判 上製本 360頁 本体8544円