熊野速玉大社古文書古記録(くまのはやたまたいしゃこもんじょこきろく)
瀧川政次郎・村田正志・佐藤虎雄編著
熊野速玉大社は熊野三山の一つ、熊野権現として朝野の信仰を集めてきた。本書は3篇から成る。当社所蔵の古文書および原本の失われたものについては紀伊続風土記所収の文書をあわせて191点を古文書篇(村田担当)とし、古記録篇(佐藤担当)には由緒・社領社家・遷宮神宝装束など12点を収める。総説篇(瀧川担当)では熊野信仰の日本史上の意義などについて述べる。世界遺産に登録された”紀伊山地の霊場と参詣道”の重要な一画を占める、熊野研究に必備とされる本書再刊の意義は深い。


ISBN4-7924-0395-2 (1993.10) A5 判 上製本 735頁 本体19,000円