日本製糖技術史:1700〜1900
植村正治著
本書は、江戸時代から明治末にかけての日本製糖業の技術的展開を克明に跡づけた第一級の研究書である。海外における技術史研究の潮流を咀嚼し、その上で資源基盤・工学技術・経済発展という三つの視点から、製糖技術史に取り組んでいる。経済史家の域をはるかに越える技術的考察を行い、かつ経済的背景との関連を綿密に追究するとともに、製糸業や製銑業など他の在来産業の技術史に対しても興味深い展望をあたえる。
ISBN4-7924-0440-1 (1998.7) A5 判 上製本 500頁 本体12,000円