■言語表現学叢書 全3巻 | |||||
表現学会編 |
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■第一巻 言語表現学の基礎と応用 表現学会50年の歩み――研究の奥行きと広がり 〈主体・素材・場面〉が言説とどう切り結ぶか 深層の〈しくみ〉を探る理論とその応用の巻 第一部 表現学の基礎理論……23論文 第二部 国語教育……8論文 第三部 外国語と言語研究への応用……18論文 解説……49解説 本書の構成はこちらから |
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ISBN978-4-7924-1425-2 C3380 (2013.6) A5判 並製本 453頁 本体4,500円 | |||||
■第二巻 言語表現学の諸相 ことばの表現を支える構造を如何に捉えるか 深層と表層の〈はざま〉を結ぶの巻 文法論……12論文 文章論・文体論……15論文 修辞論・その他……13論文 解説……40解説 本書の構成はこちらから |
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ISBN978-4-7924-1426-9 C3380 (2013.6) A5判 並製本 378頁 本体3,300円 | |||||
■第三巻 文学の言語表現学 〈作品論の中核―如何に書かれているか 表層の〈あや(文)〉を解く―古典・近代文学の世界の巻 第一部 古典文学……27論文 第二部 近現代文学……20論文 解説……47解説 本書の構成はこちらから |
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ISBN978-4-7924-1427-6 C3380 (2013.6) A5判 並製本 417頁 本体4,600円・全三冊揃本体12,400円 | |||||
表現研究史に輝くアンソロジー | |||||
早稲田大学名誉教授 中村 明 | |||||
昭和三十年代後半、文学の言語的研究の機運が高まり、日本文体論学会が協会として名のりをあげたのに続き、表現学会が誕生した。分野が重なるだけに林巨樹・根岸正純・橘豊ら共通の会員も多いが、言語・文学系と国文・表現機構系とも言える手法の肌合いに差があり、学会発表の雰囲気も微妙に異なる。家族的な濃密な空気が漂う表現学会は設立から五十年、その間の数々の研究成果のうち、時代を超えて生き、今なお新鮮な響きを残す論文を選りすぐり、永久保存版とした記念碑だ。 『表現研究』創刊号に名を連ねる真下三郎・今井文男・山口正・塚原鉄雄・外山滋比古・樺島忠夫といった草創期からの主要メンバーに、寿岳章子・堀井令以知・田中章夫・甲斐睦朗・山口仲美・山梨正明・半沢幹一・楠見孝ら幅広い分野の執筆陣を加え、場面、文脈、言語行動、視点、連文論、文章構成、比喩、省略、語り、文体生成そして芸へと多彩なアプローチを展開する表現研究アンソロジーとして、日本語を考える強い刺激となろう。 |
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推薦の辞 | |||||
筑波大学名誉教授 湊 吉正 | |||||
このたび、表現研究創設50周年を記念して『言語表現学叢書』全三巻が清文堂出版より刊行される運びとなりました。半沢幹一代表理事をはじめ編集委員会のスタッフの方々の長きにわたる真摯なご尽力の結晶として、まず深く感謝申し上げ、心からお祝い申し上げます。 全三巻を通じて、おひとかた1編の原則によって選定された136編の論文と各論文の解説から構成され、主要内容領域は、「表現学の基礎理論」「国語教育」「外国語と言語研究への応用」「文法論」「文章論・文体論」「修辞論・その他」「古典文学」「近現代文学」というように多岐にわたっています。 表現学会の創設・発展に尽力され貢献された先達・先輩の先生方から今日活躍されている新進の研究者の方々に至る50年間に及ぶ、年代的にも研究内容としても多彩な画期的力作が、ここには集成されています。本叢書はまた、日本における広義の言語文化研究の一中核たる言語表現学の生成発展の壮大な実験場としての意味をもつものです。広く人文・社会科学にかかわる研究者・教育者の方々、大学院生・学部生の皆さんに研究・教育に必ず役立つべき資料として、本叢書の購読をお勧めいたします。 |
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※所属・肩書き等は、本書刊行時のものです。 |