平野郷町誌
三浦周行監修
平野郷は摂南の一大郷として古代・中世より一つの集落をなしてきた。今日、大阪市の一区となっているが、杭全神社の御田植神事の無形文化財、大念仏寺万部会練供養などの古い形を残している。堺と並んで中世から近世にかけての自治都市であり、大坂を囲む八尾、布施とともに衣原料である綿の集散地として大きな経済的また文化的地位を占めた。本書は、歴史的文献の白眉として益−光彩を放っている。研究者の要望に応え復刻再刊するものである。
ISBN4-7924-0091-0 菊 判 上製本 488頁 本体9600円