■京都御役所向大概覚書 全2巻 (きょうとおやくしょむきたいがいおぼえがき) | |||||
清文堂史料叢書第5・6刊 | |||||
岩生成一監修 岡田信子・新城敏男・仙石鶴義・長尾正憲・村岡美恵子・渡辺和敏校訂 | |||||
本書は京都町奉行所が享保4年頃、その直轄地域全般を把握するため作成したもので、近世初期より中期にかけての京都を中心に、周辺の畿内および近江・丹波・播磨8カ国の諸都市や村々を対象としている。内容は禁裏から幕府の諸役所・役人・社寺・京都町々の住民生活にまで及ぶ。諸職人、商業についても職種姓名住所まで記し、河川交通など行政の諸般にわたり、詳細に調査し数量的記載も多い。江戸中期の都市京都の諸相を網羅した稀有の都市史料である。 |
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ISBN4-7924-0286-7 | (1988.4) | A5 判 | 上製本 | 総1050頁 | 揃本体20,000円 |