■幕末三河国神主記録 | |||||
−羽田野敬雄『萬歳書留控』− | |||||
清文堂史料叢書第69刊 | |||||
羽田野敬雄研究会編(代表 田崎哲郎) | |||||
三河国吉田(現愛知県豊橋市)の田町神明社・羽田八幡宮の神主羽田野敬雄は、文化8年から明治4年にいたる60余年の記録を残した。題して『萬歳書留控』8冊である。祭礼年中行事・年頭登城・藩主の来遊・朱印改・吉田家との関係など神職に関わる記録を基調に、地域平田門人との交渉・羽田八幡宮文庫の創設と運営・皇居警衛・各地への旅行記・周辺地域の世相・街道筋の状況などが具体的に記され、幕末から維新期の神職および三河地域の動静を如実に伝える好史料である。 | |||||
ISBN4-7924-0400-2 | (1994.2) | A5 判 | 上製本 | 521頁 | 本体12,136円 |