播州龍野藩儒家日記 全2巻
−『幽蘭堂年譜』−
清文堂史料叢書第72・73刊
竹下喜久男編
龍野藩藩校・敬楽館が創設されるまでには、朱子学を主とした折衷学をとる藩儒股野玉川・藤江龍山らの地道な基盤作りがあった。股野玉川は、死の直前の文化3年まで60年間にわたる厖大な日記を残している。記事内容は、藩儒としての行動や私宅での教育活動をはじめ、城下の動静、藩士、家族のくらしにまで筆が及ぶ。本書は、教育史研究に何よりの好史料であるとともに、近世の政治史・社会生活史研究にも欠くことのできない有益な史料である。


 編者の関連書籍
 竹下喜久男著 近世地方芸能興行の研究



ISBN4-7924-0406-1 (1995.6) B5 判 上製本 総800頁 揃本体17,000円