■言談と説話の研究(げんだんとせつわのけんきゅう) | |||||
田村憲治著 | |||||
藤原忠実の言談記録『中外抄』『冨家語』の言談を分析すると、身辺の折々の出来事から様々な話が呼び起こされ、また別の話へ展開されていることがわかる。これは説話及び説話集の在り様とも密接に関わっている。本書は、言談の分析を通して説話を捉える新たな視点を探ると共に、『中外抄』『冨家語』の話を受容している『古事談』『続古事談』が、それらの話をいかに受けとめ、それぞれの独自な説話世界を形成しているかを明らかにするものである。 著者の関連書籍 説話と説話文学の会編 説話論集 1〜18集 |
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ISBN4-7924-1330-3 | (1995.12) | A5 判 | 上製本 | 344頁 | 本体8700円 |