花の下影(はなのしたかげ)
−幕末浪花のくいだおれ−
岡本良一監修 朝日新聞阪神支局執筆
新発見資料『花の下影』は幕末大坂の庶民の生活とりわけ食文化を中心に生き生きと描き出す。日記・随筆・紀行文などで知られる有名店から菓子屋、腰懸けの飲屋、魚屋、八百屋など316店が屋号・品書き・店構えはもちろん、主人や客、通行人の日常の姿を軽妙な筆致で描いた画帖である。各方面より第一級の資料と絶賛された本書は、生活史・近世史・近世文学研究には必備の書であろう。雪月花と3分冊の原本をすべてカラーで収録し解説を付けた。
ISBN4-7924-2215-9 (1986.4) 四六倍判 上製本 カラ−図版316点160頁 本体9800円