関西の私鉄
朝日新聞大阪本社社会部編
日本の私鉄は関西を中心に発達してきた、といってよい。その力は輸送だけでなく、各社とも土地建物売買、娯楽施設経営など広汎に及ぶ。明治以来の開発で沿線にまちをつくり、いわば都市づくりの原動力である。そして、それゆえに、事故から運賃値上げ問題まで、利用者との摩擦抜きには考えられない。関西の私鉄は、いわば巨大都市の「生活幹線」である。本書は、朝日新聞夕刊に長期にわたる連載で好評を得た現場からのレポートを一冊にまとめあげたものである。
ISBN4-7924-2377-5 (1981.10) 四六判 上製本 288頁 本体1400円