就山永崇・宗山等貴(しゅうざんえいそう・そうざんとうき)
−禅林の貴族化の様相−
朝倉 尚著
本書は、禅林の貴族化を解明しようと試みる。伏見宮家出身の就山永崇と宗山等貴の禅林・公家・武家社会においての諸活動を論述する。出自と嗣法、禅院生活、文芸や遊戯遊芸における具体的な活動・関心を考察する。およそ宗教僧らしからぬ活動は、禅林の貴族化を明白に証明しているが、平均的とは言い難く一般的傾向として、菊源等寿・鳳岡桂陽の各立場における活動・生涯を参考として供す。「禅林の文学」「禅僧の文学」の特質を解明する新たな出発点と位置付けられる書となろう。




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ISBN4-7924-1310-9 (1990.9) A5 判 上製本 550頁 本体17,000円