能登阿岸本誓寺文書(のとあぎしほんせいじもんじょ)
北西 弘編著
能登鳳至郡の本誓寺は旧藩制下で触頭を勤めた名刹であり、厖大な文書を所蔵する。本書は千点を越す古文書群から重要史料約380点、古くは文明5年の寄進状から近くは明治4年の離末に関する口上を収めている。寺檀関係、武家関係などは、真宗教団と加賀藩とが組んだ領民統治や、寺院組織との活動を明白にするものである。封建時代社会の実相を最も具体的に顕示するものとして、宗教史、寺院史及び庶民生活史研究に寄与するところ大なる資料である。


著者の関連書籍
北西 弘編・木谷藤右衛門家文書


北西 弘 編著・吉崎御坊願慶寺文書



ISBN4-7924-0089-9 (1971.3) A5判 上製本 830頁 本体9800円