林野所有権の研究
杉本 壽著
本書は、農地林野の所有権を総て「上の御山なり」とする法思想の下に、ユニークな発達を遂げた東北地方の林野所有権の形態・状況を克明な資料調査・実地踏査で明らかにしている。わが国の林野所有権が幕藩制時代以降、いかなる経緯をへて今日の形態に至るか、多くの実例をあげて詳述し所有権構造の変遷を体系づけたものであり、社会経済史・地方史・民俗学・林政史などの分野ばかりでなく、法学の研究にとっても必備の書である。


 著者の関連書籍
 杉本 壽著 木地師制度の研究 第1・2巻



ISBN4-7924-0126-7 (1984.5) A5判 上製本 890頁 本体13,000円