天王寺楽所史料(てんのうじがくそしりょう)
清文堂史料叢書第71刊
南谷美保編
天王寺楽所は四天王寺に属し、中世末から明治初年まで、京都・奈良の楽所と共に三方楽所と呼ばれていた。禁裏や幕府の主催する種々の行事で雅楽・舞楽の演奏を担当したほか、近隣の社寺においても活発な演奏活動を行っていたことが知られてはいる。しかし天王寺楽所と四天王寺の関係や、天王寺楽所が演奏を担った四天王寺以外の社寺との関係、天王寺楽所の組織など解明されていない事項も多い。本書収載の史料は天王寺楽所の実態解明に不可欠である。




  編者の関連書籍
  南谷美保編 四天王寺舞楽之記



ISBN4-7924-0402-9 (1995.2) A5 判 上製本 310頁 本体7600円