緊張する国際情勢の中の古代国家の姿をみる気鋭の研究者が人物を通して時代を描く・斬るシリーズ第3回配本
●本書の構成●
Ⅰ．倭王権の時代
葛城襲津彦 〔五世紀前半の北東アジア史断章〕…今津勝紀
阿直岐・阿知使主・王仁・弓月君 〔渡来人から渡来氏族へ〕…前田晴人
ワカタケル 〔倭の五王の到達点〕…大平 聡
【西琳寺縁起】…笹川尚紀
Ⅱ．古代国家の形成
継体天皇 〔その系譜と歴史的位置〕…仁藤敦史
筑紫君磐井 〔大和政権と戦った九州の雄〕…水谷千秋
欽明天皇 〔加耶諸国をめぐる対外政策とヤマト王権の支配体制の確立〕…森 公章
王 辰爾 〔王権と王権を結ぶ渡来人〕…田中史生
蘇我馬子と物部守屋 〔仏教受容の可否をめぐる争い〕…本郷真紹
推古天皇 〔その大王位継承プラン〕…倉本一宏
聖徳太子 〔基本史料の再検討から〕…北 康宏
小野妹子 〔推古朝の外交と対氏族政策〕…吉野秋二
【酒船石遺跡】…吉川 聡
Ⅲ．律令国家への道
斉明(皇極)天皇 〔事を興すことを好む〕…佐竹 昭
天智天皇 〔東アジアの激動の中で〕…今泉隆雄
天武天皇 〔功臣たちの戦後〕…虎尾達哉
持統天皇 〔天武天皇の家族・従者たちとその行方〕…吉川 聡
那須直韋提 〔七世紀の東国地方豪族〕…高島英之
道 昭 〔日本仏教を形づくった僧侶〕…小倉慈司
【飛鳥池遺跡】…寺崎保広
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