四天王寺古文書 第1巻
清文堂史料叢書第78刊
棚橋利光編
本書は四天王寺に伝わる国宝「四天王寺御手印縁起」をはじめ、寺伝の古文書類のほか、各地に遺された四天王寺関係の古文書を、一堂に集め翻刻したものである。それらは単に仏教史・宗教史上での四天王寺の位置づけに資するものではなく、古代から中世にかけての流通史・商業史・文化史・芸能史や水陸交通史の解明に大きく寄与するものであり、とりわけ中世大坂の研究にとっては画期的な史料集といえよう。
ISBN4-7924-0417-7 (1996.3) A5 判 上製本 422頁 本体12,500円

四天王寺古文書 第2巻
清文堂史料叢書第79刊
棚橋利光編
本書は、近世を通していくども催された四天王寺の御忌御開帳のうち、享和元年の火災で焼失した伽藍復興がほぼ成った文政2年の太子千二百年御聖忌の記録を収載する。大坂中をわきかえらせた一大イベントであった御開帳の準備から終了までの克明な記録(諸国勧物御取集御渡之扣・御開帳記録・奉納帳・諸入用拂勘定帳)からは、爛熟した大都市各層の、膨大な数にのぼる人々と四天王寺とのさまざまな関わりが具体的な姿で読みとることができる。
ISBN4-7924-0418-5 (1996.3) A5 判 上製本 478頁 本体13,000円



  編者の関連書籍
  棚橋利光編 四天王寺史料

  大阪経済法科大学 河内学研究会 編 「河内学」の世界



※所属・肩書き等は、本書刊行時のものです。