■天保上知令騒動記 | |||||
清文堂史料叢書第100刊 | |||||
藪田 貫編 | |||||
本書所収記録の筆者・塩野清右衛門は、旗本石川槙之助が領有していた河内国(古市・石川二郡10カ村3028石)領の代官であった。天保14年老中水野忠邦による上知の報が届いた6月23日から「上知一件御用控日記帳」の記載が始まる。上知に伴う半年間の激務の詳細が記述されている。「村方明細帳一件」には上知の震駭が塩野家また清右衛門個人にとっての影響を赤裸々に述べる。塩野家族の経歴書ともいうべき「奇趣録」をも併せた興味深い史料集である。 編者の関連書籍 藪田 貫編著 大坂西町奉行 新見正路日記 藪田 貫著 近世大坂地域の史的研究 藪田 貫編 近世の畿内と西国 寺木伸明・藪田 貫編 近世大坂と被差別民社会 藪田 貫著 新版 国訴と百姓一揆の研究 藪田 貫編 大坂西町奉行 久須美祐明日記 |
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ISBN4-7924-0441-X (1998.5) A5 判 上製本 350頁 本体8000円 | |||||
※所属・肩書き等は、本書刊行時のものです。 |