王朝の栄華から院政の時代へ、そして台頭する武者たち 気鋭の研究者が人物を通して時代を描く・斬る新シリーズ
●本書の構成●
Ⅰ道長と王朝の栄華
藤原道長〔王朝の栄華を生き抜いた六十二年〕…加藤友康
東三条院藤原詮子〔「母后専朝事（ぼこうちょうじをもっぱらにす）」〕…伴瀬明美
藤原実資〔小野宮右大臣〕…松薗 斉
藤原行成〔一条天皇と道長の間に揺れる官人像〕…関口 力
三条天皇〔藤原道長との対立〕…中込律子
清少納言と紫式部〔中宮の記録係〕…古瀬奈津子
【様々な源氏】…佐伯智広
Ⅱ摂関政治の衰退
藤原頼通〔欠け行く望月〕…元木泰雄
後三条天皇〔中世最初の帝王〕…美川 圭
白河天皇〔孤独な帝王〕…上島 享
藤原師実・師通〔両殿下制の挫折〕…佐藤健治
源 師房〔摂関家出身の源氏長者〕…岡野友彦
源 俊明〔院と摂関家とをつないだ「サウナキ」白河院別当〕…木村真美子
成 尋〔一見するための百聞に努めた入宋僧〕…石井正敏
【受領たち】…元木泰雄
Ⅲ武士と地方の反乱
袴垂と保昌〔粗野と洗練、武のアウトロー〕…関 幸彦
藤原隆家〔刀伊賊撃退の立役者〕…野口 実
源 頼光〔摂関期の軍事貴族〕…近藤好和
源 頼信〔河内源氏の成立〕…横澤大典
安倍頼良・貞任〔前九年合戦の群像〕…戸川 点
源頼義・義家〔武家棟梁の虚構と真実〕…元木泰雄
平 正盛 〔伊勢平氏中興の祖〕…西村 隆
【『今昔物語集』に見える猛者たち】…元木泰雄
編者の関連書籍
元木泰雄編 保元・平治の乱と平氏の栄華〈中世の人物 京・鎌倉の時代編 第一巻〉
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