句双紙抄総索引(くぞうししょうそうさくいん)
来田 隆編
中世口語資料としての価値を有する「句双紙抄」は、中世禅家において偈頌の学習や詩作の便宜に供するために編纂された禅句集の一本であり、禅句にカナ抄を付したものである。中世禅林では多数の禅句集が作製されたが、なかでも広く行われたのが「句双紙」であって「天草版金句集」所載の禅句が引用されている。本書は、土井忠生博士所蔵の「句双紙抄」を影印し、抄文に用いられている語彙の総索引(自立語索引・付属語索引)と解説を付し、研究者の利用に供する。



 
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ISBN4-7924-1313-9 (1991.10) A5 判 上製本 404頁 本体11,166円
※上記のデータはいずれも本書刊行時のものです。