湯山聯句抄本文と総索引( ゆのやまれんくしょうほんもんとそうさくいん)

来田 隆編

『湯山聯句抄』は、景徐周麟と春寿妙永の『湯山聯句』を永正元年に一韓智翃が抄したもので、先行の注釈書を持たない、一韓の机上の著作という点で特異性を有する抄物である。原典は五山僧の聯句の具体例であり、語学資料としてのみならず中世文学資料としての価値も高い。本文は谷村文庫蔵本を底本として他の伝本との校合注等を付し、総索引(自立語・付属語)は本文の表記に従った用例を掲げ、聯句の語句は一字からでも検索できるように配慮した。



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ISBN4-7924-1336-2

(1997.2)

5

上製本

850

本体18,500

※上記のデータはいずれも本書刊行時のものです。