エヴォラ本 日葡辞書
大塚光信解説
1603−4年長崎で刊行されたキリシタン版日葡辞書は、いうまでもなく、国語学の世界だけでなく、あらゆる分野にわたって活用されるべき室町時代語の宝庫である。従来普通に利用されているのはボドレイ文庫本であるが、今回それとは異なるエヴォラ公立図書館本を、当局提供のフィルムによる影印本として公刊する。鮮明を心掛けた影印は、彼此相参看することによってよりよき読解が期待される、待望の一本である。解説は大塚光信氏。

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ISBN4-7924-1337-0 (1998.1) 品  切
※上記のデータはいずれも本書刊行時のものです。