■高山公実録 全2冊(こうざんこうじつろく) | |||||
−藤堂高虎伝− | |||||
清文堂史料叢書第98・99刊 | |||||
上野市古文献刊行会編 | |||||
文政年間成立と考えられる本書は、50巻25冊から成る。引用書目二百六十四部、家臣の家乗・蔵書類は四百数十家に及ぶ大編纂事業である。編集方針は編年体でまず綱文を掲げ、典拠資料名を挙げ、史料を原文のまま数行ないし数丁にわたり引用する。また適宜「謹按」として編纂者の考察を付ける科学的なものである。近江国の地侍の家に生まれ、戦国大名から近世国持大名として変身していく高虎の行実は、江戸時代前期政治史の研究に大きく寄与するものと考える。 編者の関連書籍 上野市古文献刊行会編 公室年譜略 上野市古文献刊行会編 藤堂藩大和山城奉行記録 久保文武著 藤堂高虎文書の研究 伊賀古文献刊行会編 藤堂藩山崎戦争始末 藤谷 彰著 近世家臣団と知行制の研究 |
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ISBN4-7924-0439-8 | (1998.4) | A5 判 | 上製本 | 総910頁 | 揃本体24,000円 |