■抄物の世界と禅林の文学 | |||||
中華若木詩抄・湯山聯句鈔の基礎的研究 | |||||
朝倉 尚著 | |||||
第19回角川源義賞受賞 抄物の作者が読者に伝えようとしたものは何なのか。禅林の文学の究明を志す者にとっては、興味津々の話題である。本書では、数ある抄物の中より、「中華若木詩抄」と「湯山聯句鈔」を対象に選んだ。禅林の文学の特徴と考える、主として内容面に関わる「禅的な発想(価値の転換)」と、主として表現面に関わる「観念的世界の展開(博引旁証)」に焦点を合わせて検討するとともに、両抄をめぐる禅僧の活動基盤(文学活動)の実態をも解明した。 著者の関連書籍 朝倉 尚著 禅林の文学 ―詩会とその周辺― 朝倉 尚著 就山永崇・宗山等貴 ―禅林の貴族化の様相― 朝倉 尚著 禅林の文学 ―戦乱をめぐる禅林の文芸― 朝倉 尚著 禅林の文学 ―「偈頌の総集」「詩の総集」に関する基礎研究― 本書の関連書籍 中川徳之助著 日本中世禅林文学論攷 朝倉 和著 絶海中津研究 ―人と作品とその周辺― |
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ISBN4-7924-1332-X (1996.12) A5 判 上製本 592頁 本体16,000円 |