幕末・明治期の廻船経営と地域市場 (10月20日刊行)
阿波国撫養山西家の経営と地域
森本幾子著


日本経済史研究の〈一つの波〉を担う著者が、幕末・明治期に廻船経営で活躍し、カムチャッカ漁業にまで進出した山西家の活動を実証的に追った著作。幕末・明治前期における市場構造の特質を、新興商人の経営を通して中央市場および地域市場との関係から明らかにし、さらに、これら商人の経済活動と地域文化創出の関係についても考察を試みる。




ISBN978-4-7924-1482-5 C3021 (2021.10)
A5判 上製本 638頁 本体14,500円


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近世後期隠岐嶋流人の研究 (好評配本中)
松尾 壽著


市井に生きる庶民男女の様々な犯罪──博奕、傷害、女犯等の実相。処罰が累犯を必然にして「遠島」に至る近世国家の法制と運用の実態。著者は、流人一四三人の「科口書」など隠岐嶋遺存文書を発掘し、流人の居村での調査を行うことで、これらの問題を究明する。さらに、百姓一揆・「大塩の乱」関係者の流人、女性流人や流人の結婚事例を分析し、流刑生活の実態を生業・住居・結婚・役務などから多角的に明らかにしていく。




ISBN978-4-7924-1473-3 C3021 (2021.8)
A5判 上製本 438頁 本体11,000円


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日本説話索引 第2巻 (好評配本中)
説話と説話文学の会編


いざ、説話の森に!
本書は「説話」の概念を広く捉え、さまざまな性格の「説話」をできるだけ多く採録したところに特徴を有する。採録対象の作品は、古代から中世の文学・歴史・仏教・辞書など総計百六十七点。人・土地・書物・経文・詩歌・一般事項などの見出し語に四十万項の「説話」の要約文をも掲げ、単に「引く」索引だけでなく「読める」索引を目指す。第三巻以降順次刊行予定・全七巻。




ISBN978-4-7924-1460-3 C3592 (2021.7)
B5判 上製本 1093頁 本体22,000円


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 中世後期播磨の国人と赤松氏 (好評配本中)
前田 徹著


中央の権門諸家や寺社の所領が濃密に分布し、豊かな史料に恵まれた播磨国。地道な史料原本の調査からの鮮やかな作業、また地域の自然および歴史地理的な条件への丁寧な目配りを踏まえて、播磨国守護〈赤松氏〉と〈播磨の国人〉が、どのように地域社会の中に根を下ろしているのかという観点から、政治的存在としての彼らの有りようを問う。




ISBN978-4-7924-1474-0 C3021 (2021.7)
A5判 上製本 422頁 本体9,500円


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 坂本龍馬復権論と薩長同盟 (好評配本中)
山岡悦郎著


坂本龍馬への専門家の評価は、高くないのが現状である。しかし、薩長同盟の斡旋に限って考えると、著者は、小松帯刀や西郷隆盛をはじめとする薩摩藩側は、禁門の変における御所攻撃等は明らかに長州藩の非であると考えていたのに対し、木戸孝允をはじめとする長州藩側は文久三年の政変や禁門の変での処分は「冤罪」であると主張し続けて一度決裂したところを、小松・西郷を説得して会談を再開させた意義を再評価する。




ISBN978-4-7924-1491-7 C0021 (2021.6)
四六判 並製本 208頁 本体1,800円


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 遊廓と地域社会
貸座敷・娼妓・遊客の視点から
加藤晴美著


「芸娼妓解放令」以降、国家によって公認された性売買の空間としての「遊廓」は地方中・小都市にまで広範に普及し、買春行為の「日常化・大衆化」と遊客人口の著しい増加をもたらした。歴史地理学の立場から、「近代遊廓」の成立とその特質を追究する。遊廓の分布および空間構造を検討するとともに、「娼妓哀史」にとどまらない貸座敷経営者や娼妓、遊客などの具体像を提示し、これらの相互関係に着目して「近代遊廓」の存立を解明した。




ISBN978-4-7924-1488-7 C3025 (2021.3)
A5判 上製本 290頁 本体6,800円


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◎おしらせ◎
 『週刊読書人』2021年5月28日号に記事が掲載されました。 評者 小谷野敦氏




 デザインの諸相
ポンティ・茶室・建築
妻木宣嗣著


デザインとはなにか? メルロ=ポンティの身体性を手掛かりに、明確な定義のない「デザイン」という言葉を概念化する試み。




ISBN978-4-7924-1475-7 C0070 (2021.2)
A5判 並製本 235頁 本体4,500円


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 画集 版画になった仏たち 令和版
西田光衛著・画


壇信徒教化のために彫りはじめた仏教版画。テレビなどで紹介され全国に多くのファンをもつ高僧の手による、心あたたまる令和版画集。




ISBN978-4-7924-1486-3 C0071 (2021.5)
B5変形判 上製本 113頁 本体2,500円


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 政治参加の近代
近代日本形成期の地域振興
徳竹 剛著


従来、日本における政治参加の発達史は、自由民権運動をはじめとする代議制の要求・発達と同義のようにとらえられてきた。しかし、本来政治へのアクセスは議会だけではなく、時代状況に応じて様々な方法が存在する。江戸時代後期の訴願や献策と同様に、行政官僚への働きかけや官民相互の協力も無視できない。地域振興運動を政治参加の歴史の中に位置づけ、議会制の成立過程とは異なる政治史の地平を切り開く。




ISBN978-4-7924-1489-4 C3021 (2021.3)
A5判 上製本 240頁 本体6,300円


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 世界を旅したマジョリカ陶器
鎖国期のアルバレルロと天正遣欧少年使節
松本啓子著


1992年の夏、大坂城下町から見慣れない色鮮やかな陶器の破片が出土した。鎖国期(17世紀)の遺跡から、なぜヨーロッパの陶器が出土したのか?この謎の陶片をめぐる著者の調査が始まった。ヨーロッパ各地をかける調査の末に、宗教改革期のカトリック教会と陶器の関係、さらに千々石ミゲルの存在が浮かびあがった。大胆な仮説を提示する調査顛末記。




ISBN978-4-7924-1450-4 C0021 (2020.3)
A5判 並製本 カラー口絵8頁・本文247頁 本体3,500円


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 評伝 朝鮮総督府官吏・吉田正廣とその時代
坂根嘉弘著


著者は、薩摩農村の研究者「吉田正廣」が朝鮮農村研究中に知った「吉田正廣」と同一人物であり、勤務する広島修道大学出身のシンガーソングライター吉田拓郎氏の父であることを偶然知る。小作農保護では内地以上とされた「朝鮮農地令」起案等に奮闘して判任官から高等官に抜擢され、朝鮮や薩摩の農村研究者としても活躍した吉田正廣の足跡を、戦前の諸制度の懇切な解説も交えて追体験する。




ISBN978-4-7924-1487-0 C0021 (2021.1)
四六判 並製本 332頁 本体2,700円


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 桑名藩家臣団と藩領社会
藤谷 彰著



藤堂藩との比較から、伊勢国内大藩の構造的な違いを鮮明にする。あらためて「藩領社会」とはなんだったのかを考えさせられる労作。




ISBN978-4-7924-1485-6 C3021 (2021.1)
A5判 上製本 358頁 本体8,500円



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  本書の関連書籍
  藤谷 彰著 近世大名家臣団と知行制の研究





 近代日本の感染症対策と地域社会
竹原万雄著


コレラや赤痢等といった感染症が猛威をふるった明治時代、近代的感染症対策を欧米から導入した政府の元来の構想は「自治的予防体制」であったが、患者差別を危惧した隠蔽横行や明治前半にはまだ多かった漢方医と西洋医の対立等に直面して警察を動員せざるを得ず、患者差別と私権制限という現代同様の問題が噴出する。感染症対策から日本の近代化過程を追究した好著。




ISBN978-4-7924-1483-2 C3021 (2020.12)
A5判 上製本 364頁 本体8,800円


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 近世村の生活史
阿波・淡路の村と人
小酒井大悟・渡辺尚志編


吉野川流域の低地や山間部、海岸部、島など、多彩な立地条件の村々がみられる徳島藩領。吉野川また山間部での洪水や宝永地震・津波など、自然環境とその変化に対応しながら積み重ねられた生活史に迫る。




ISBN978-4-7924-1472-6 C3021 (2020.12)
A5判 上製本 246頁 本体6,500円


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  本書の関連書籍
  渡辺尚志編 畿内の村の近世史

  小酒井大悟著 近世前期の土豪と地域社会





 西宮神社御社用日記 第四巻
享保十四年(一七二九)~寛保二年(一七四二)
清文堂史料叢書第136刊
西宮神社文化研究所編


正徳年間の社中争論を経て神社の管轄権を握った西宮神主吉井良信は、関東・東北地方でえびす神像札を配るえびす願人の統制を強めていく。しかし彼ら西宮神社配下の受領をめぐり吉田家配下との間で長い争論が起こる。一方門前町の経済成長を背景に神社の年中行事は格段に整備され、地域社会の精神的支柱となる。西宮神社の発展期の貴重な証言。




ISBN978-4-7924-1479-5 C3321 (2020.10)
A5判 上製本 518頁 本体14,500円


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  本書の関連書籍
  西宮神社文書



  

 忠臣蔵初期実録集
山本 卓編


最近復権しつつある講談の種本でもある実録。赤穂事件も事件後早々に実録化され、事件後数年以内に人物像が固まっていることを知る。




ISBN978-4-7924-1453-5 C3039 (2020.9)
A5判 上製本 424頁 本体16,000円


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  編者の関連書籍
  山本 卓著  舌耕・書本・出版と近世小説





 ユーモア解体新書
笑いをめぐる人間学の試み
佐金 武・佐伯大輔・高梨友宏 編
大阪市立大学文学研究科叢書第11巻


人はなぜ笑うのか? 古代ギリシャ哲学から現代のポップカルチャーまで、多角的にユーモアを捉え直し、新たな人間学の創出に挑む!




ISBN978-4-7924-1478-8 C3310 (2020.9)
A5判 上製本 290頁 本体7,500円


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 ◎おしらせ◎
 『週刊読書人』2021年2月5日号に書評が掲載されました。 評者 多良幸恵氏(TRCデータ部)




 江戸幕府の歴史編纂事業と創業史
平野仁也著


武家の「創業の歴史」がどのように調べられ、叙述されたかに着目して、歴史が作り上げられていく過程、政治と歴史の関係を解明する。『寛永系図』・『寛政譜』などの家譜類や、『武徳大成記』『朝野旧聞裒藁』など幕府創業史の成立過程を考察。「記憶・体験の時代」と「記録・考証の時代」を対比しつつ、諸書の史料的性格を解明していく。近世人の知的営みのあり方について考えるとともに、戦国史研究にも寄与する研究である。




ISBN978-4-7924-1477-1 C3021 (2020.9) 
A5判 上製本 350頁 本体8,500円


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 大阪遺産
藪田 貫著


オーストリアの古都グラーツでの「豊臣大坂図屏風」の発見に立ち会い、小学校と連携してなにわ伝統野菜の復元に取組み、ヨーロッパの都市と大学をヒントに、大阪の大学・図書館・博物館を都市遺産として捉えることを提唱、さらに芝居町道頓堀をコンピューターグラフィックスで復元し、NHK「ブラタモリ」にも出演するなど、著者が関西大学を拠点に、大阪の文化遺産に取り組んできた10年間の交流の軌跡を綴る。




ISBN978-4-7924-1467-2 C0021 (2020.7)
四六判 上製本 口絵4頁・本文360頁 本体3,200円


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◎おしらせ◎
 『歴史地理教育』№920(2021年2月号)「読書室」欄に紹介が掲載されました(岩本賢治氏執筆)。




 道南・北東北の生活風景
菅江真澄を「案内」として
菊池勇夫著


民衆思想史・民衆社会史に主たる関心を抱く著者が鯡漁、昆布刈り、旅人改め、馬と牛、桜、五月鳥と早乙女花、熊、春木刈り出し、山林防火策、湯あみ、立木、神仏のいる「林」といったテーマの下、折しも研究生活を開始した時期に全集が刊行され始め、18世紀後半から19世紀前半を生きた菅江真澄の著作を通じ、当時の北日本の生活風景を読み解いていく。




ISBN978-4-7924-1470-2 C3021 (2020.6)
A5判 上製本 320頁 本体8,000円


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著者の関連書籍
  菊池勇夫著  近世北日本の生活世界 ―北に向かう人々―





 禅林の文学
戦乱をめぐる禅林の文芸
朝倉 尚著


五山文学を代表する文人僧・横川景三の応仁の乱前後の動静を中心に、戦乱のさなかにも活動していた聯衆の活動を描出すると同時に、庇護者・小倉実澄との交流、京都における禅林復興という「動」を志した横川景三と地方における文芸・活動という「静」を志しながらも都に召喚されて斃死に近い最期を遂げた同輩・桃源瑞仙の対比等、「生きざま」の提示にも余韻を残す。




ISBN978-4-7924-1454-2 C3091 (2020.5)
A5判 上製本 740頁 本体21,000円


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著者の関連書籍
  朝倉 尚著 抄物の世界と禅林の文学 ―中華若木詩抄・湯山聯句鈔の基礎的研究―


 
◎おしらせ◎
 『日本歴史』第881号(2021年10月号)に書評が掲載されました。 評者 芳澤 元氏




 百人一首を読む
幕末・嵯峨山人の口語訳とともに
小林千草著


日本人必須の古典的教養である百人一首。藤原定家の選歌眼を解剖すると同時に幕末の名口語訳をものした「嵯峨山人」の正体に迫る。幕末から明治にかけての「お国ことばが行き交い、話が全く通じなかったというのは、誇張された一面」と考え、「言語の疎通と豊かなやりとりは、国力の第一」とし、「近代西欧の婦人と伍して交流でき」た背景としての受講者の武家女性の教養にも目を向ける。




ISBN978-4-7924-1455-9 C0092 (2020.4)
四六判 上製本 303頁 本体5,600円


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 大和川の歴史
土地に刻まれた記憶
安村俊史著


大和川の誕生から現代までを概説する。とりわけ、大和川の付け替えに際しての中甚兵衛の実像を明らかにする章は圧巻。




ISBN978-4-7924-1468-9 C0021 (2020.3)
四六判 並製本 269頁 本体2,600円


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  著者の関連書籍
  安村俊史著 群集墳と終末期古墳の研究





 近世徴租法成立史の研究
渡邊忠司著


徳川政権の基本政策の一つに「百姓成立」とその維持・継続がある。徴租法はその根幹であるが、現状では近世および中近世移行期の研究は少ない。本書は中世の年貢徴収法と、太閤検地による徴収慣行の改変、相対立毛検見と「二公一民」施行の背景、当初は免除・減免分を意味した「免」が租率に変化する過程、近世検見が百姓側の「内見」を前提に領主側の検見と一体化した仕法となる経緯、徳川政権期の畝引検見が「百姓成立」に適合した徴租法であったこと等を解き明かしていく。




ISBN978-4-7924-1458-0 C3021 (2020.4)
A5判 上製本 268頁 本体7,000円


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  著者の関連書籍
  渡邊忠司編 大津代官所同心記録





 尾張藩社会の総合研究 《第七篇》 
岸野俊彦編


『愛知県史』の成果を盛り込み、三河国との比較も視野に入れながら、「藩」研究を深めるシリーズ第7冊。




ISBN978-4-7924-1456-6 C3321 (2020.2)
A5判 上製本 406頁 本体9,200円


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 講演録で読む 中国地域の戦国時代史
岸田裕之著


長年にわたる講演の積み重ねから、中国地域の戦国時代史の大きな課題にそって俯瞰する。地域各地の特色ある戦国時代史、また歴史文化遺産の保存史、あるいは時代の社会構造や社会動向を描き出す史料(用語)のおもしろさ等々について考え思索するにふさわしい一書。




ISBN978-4-7924-1447-4 C1021 (2019.11)
A5判 上製本 398頁 本体8,500円


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 著者の関連書籍
 松岡久人著/岸田裕之著 大内氏の研究


 
◎おしらせ◎
 『日本歴史』第870号(2020年11月号)に書評が掲載されました。 評者 石畑匡基氏




 港町浦賀の幕末・近代
海防と国内貿易の要衝
大豆生田稔編


浦賀という港町の近世から近現代にかけての歴史、とりわけ軍港都市横須賀をにらみながら、首都圏における浦賀の位置の変容を明らかにする、新たな都市史研究の構築に向けた試み。




ISBN978-4-7924-1449-8 C3021 (2019.11) 
A5判 上製本 口絵4頁・本文348頁 本体8,800円


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  本書の関連書籍
  大豆生田稔編 軍港都市史研究Ⅶ 国内・海外軍港編


 ◎おしらせ◎
 『経営史学』第55巻3号(2020年12月号)に書評が掲載されました。 評者 落合 功氏




 塩田の村
「有光家文書」の中世的世界
平瀬直樹著


もともと数少ない中世の在地文書であるが、その多くは畿内周辺地域に伝来している。それに対して、「有光家文書」は本州の最西端に位置する長門国正吉郷に伝来したものである。中世の在地文書であること、そして畿内から遠く離れた地域に伝来した文書であることの二つの点から全国的に極めて稀有な存在である。現在では中世村落は概ね〈内部に有力な農民と零細な農民が存在する不平等を含みながら、自治的に運営される共同体〉というイメージで語られている。これは畿内とその周辺にある「惣村」をモデルにして形成された。しかし、限られた地域のイメージを中世村落全般に適用するのは危ういことである。入門的な研究書である本書から、「有光家文書」のおもしろさを多くの人に伝える。




ISBN978-4-7924-1445-0 C0021 (2019.10) 
A5判 並製本 口絵4頁・本文142頁 本体1,800円


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 日本の経済発展をどうとらえるか
坂根嘉弘・森 良次 編著


日本の経済発展をどうとらえるか? これまでの通説的理解とは異なる独創的な視点、考え方、見方による経済発展の構図を提示。製造業、金融市場、農業、東アジア経済それぞれの分野で、国際的な視座のもと独自の議論を展開し、克服すべき課題を提示する問題提起の一冊。




ISBN978-4-7924-1448-1 C0021 (2019.10)
四六判 並製本 226頁 本体1,600円


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生態学的建築史試論
妻木宣嗣著


建築空間をつくる人々、建築環境を参拝する人々、修行をする人々、商いをする人と客、といった、より具体的な人々と空間を対象として歴史的建築・建築空間と人との考察を生態学的に試みる。第Ⅰ部では、アイマークレコーダー(人の視線を読み取る装置)を用いて、室生寺、長谷寺、今井町、在郷神社をフィールドに、人間の視覚、人のふるまい、から建築環境を考える。続く第Ⅱ部では、「名所図会」、『花の下影』、寺院史料などの絵画史料から日本歴史空間のアフォーダンス性、シークエンス性について論述する。最後に第Ⅲ部付章では、何となく作られているようにみえる前近代的な装置としての仮設店舗にも、人のふるまいを誘導するさまざまな仕組みが内包されていたことが明らかにする。




ISBN978-4-7924-1446-7 C3052 (2019.10)
B5判 上製本 255頁 本体8,500円


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  著者の関連書籍
  妻木宣嗣著 地域のなかの建築と人々





 紀伊の霊場と近世社会
佐藤 顕著


2019年駿台史学会選奨受賞
紀伊国(和歌山県全域と三重県南部)の霊場へ参詣した民衆や受け入れた霊場の動向、民衆の思想・日常生活、藩権力の宗教政策を把握することにより、近世の霊場とそれを取り巻く社会の様相を解明する。寺社や信仰対象のほか立地する地域社会に注目し、その参詣者の祈願、その結果としての諸経費収入がその対象存在を経営的に支えているという新しい視点から近世社会の本質を捉える。




ISBN978-4-7924-1444-3 C3021 (2019.9)
A5判 上製本 341頁 本体8,200円


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  著者の関連書籍
  高橋陽一編著 旅と交流にみる近世社会





 戦前期日本における百貨店
加藤 諭著


大きく呉服系百貨店、電鉄系百貨店、地方百貨店に分かれて研究が進められている日本の百貨店史。電鉄系百貨店は戦前は地方展開しなかったので、本書は大都市呉服系百貨店の動向を地方(地場)百貨店と絡めて描き出し、近代日本の百貨店像を明らかにする。第一部では、チェーン店も含めた多店舗化とカルテル化のせめぎあいを三越、髙島屋、松坂屋の歩みから掘り起こす。第二部においては、百貨店の「催物」を四種に分けて分析するほか、大都市百貨店の地方支店と地場百貨店の相互作用を解き明かす。




ISBN978-4-7924-1103-9 C3021 (2019.7)
A5判 上製本 298頁 本体7,600円


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  著者の関連書籍
  平川 新・千葉正樹編 講座 東北の歴史 第二巻 都市と村


 
◎おしらせ◎
 『大原社会問題研究所雑誌』746号(2020年12月)に書評が掲載されました。 評者 満薗 勇氏

 『日本歴史』第874号(2021年3月号)に書評が掲載されました。 評者 中西 聡氏



 幕末期狂言台本の総合的研究 和泉流台本編1
小林千草著


狂言の〝伝承性〟と言語の〝当代性〟に関する示唆に富む資料群である成城大学図書館蔵『狂言集』。シリーズ全4巻のうち、第3巻を刊行する。


ISBN978-4-7924-1440-5 C3081 (2019.7) 
A5判 並製本 514頁 本体5,400円


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  本書の関連書籍
  小林千草著 幕末期狂言台本の総合的研究 大蔵流台本編

  小林千草著 幕末期狂言台本の総合的研究 鷺流台本編





 古代地名の研究事始め
山城・丹後の伝承・文学地名を中心に
糸井通浩著


古代の和語地名がどう漢字表記されたのか? 深い学識による文献の活用と、研究対象の地名の歴史と環境を理解する現地調査からの大著。




ISBN978-4-7924-1443-6 C3081 (2019.4)
A5判 上製本 334頁 本体8,600円


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  著者の関連書籍
  糸井通浩著 谷間の想像力


 
◎おしらせ◎
 『日本歴史』第864号(2020年5月号)に書評が掲載されました。 評者 笹原宏之氏




 明君の時代
十八世紀中期~十九世紀の藩主と藩政
浪川健治編


「暗君」に対する「賢明な君主」を意味する「明君」。そのひとり、弘前藩八代藩主津軽信明に様々な角度から光を照射して、「明君」を今に手繰り寄せる。




ISBN978-4-7924-1101-5 C3021 (2019.3)
A5判 上製本 340頁 本体8,800円


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  編者の関連書籍
  浪川健治 デビッド・ハウエル 河西英通 編 周辺史から全体史へ


 
◎おしらせ◎
 『国史研究』(弘前大学国史研究会)第147号(2019年10月号)に書評が掲載されました。 評者 金森正也氏




 摂関家領土佐国幡多荘再考
佛教大学研究叢書35
大利恵子著


広大と思われていた幡多荘。しかし、一条家と現地の論理は異なり、一条兼良・教房父子を当惑させる。さりとて、下向した教房も全く忌避されていたわけではなく、興福寺における出家が決まっていた教房の子・房家を擁立し、三国司家の一つとしての土佐一条家が確立する。




ISBN978-4-7924-1099-5 C3021 (2019.3)
A5判 上製本 228頁 本体5,800円


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 絶海中津研究
人と作品とその周辺
朝倉 和著


五山文学を代表する詩人・絶海中津の伝記と作品の研究にはじまり、その後どのように受容・評価されていたかを解明する。



ISBN978-4-7924-1442-9 C3091 (2019.2)
A5判 上製本 812頁 本体20,000円


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◎おしらせ◎
 『日本歴史』第867号(2020年8月号)に書評が掲載されました。 評者 川本慎自氏

 『和漢比較文学』第65号(2020年8月号)に書評が掲載されました。 評者 中村健史氏




 日本古代の歴史空間
渡里恒信著


「歴史空間(場)」の視点から、5~9世紀における氏族と人物、宮・陵・寺院などを読み解き古代社会の諸相を明らかにする。



ISBN978-4-7924-1100-8 C3021 (2019.3)
A5判 上製本 386頁 本体9,800円


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 ◎おしらせ◎
 『日本歴史』第865号(2020年6月号)に書評が掲載されました。 評者 中村修也氏




 本興寺文書 第五巻
清文堂史料叢書第129刊
本興寺編  監修 岩城卓二・上野大輔・幡鎌一弘


法華宗本門流の大本山・本興寺にのこされる三五一点を翻刻。また、幡鎌一弘氏執筆の「本興寺文書を読む―本門佛立講開講をめぐって―」も収録。本山本興寺(本山  寄進・供養  所持地・借屋家賃勘定  土地売買・譲渡証文  質物・本物返証文  金銀借用証文  借屋・奉公人請状)・末寺・眞如庵の三部構成。



ISBN978-4-7924-1095-7 C3321 (2019.1)
A5判 上製本 518頁 本体13,000円


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 清文堂史料叢書既刊はこちらから

 


  地域のなかの建築と人々
妻木宣嗣著


建築空間をつくる人々、建築環境をつくる人々、商いをする人、といった、より具体的な人々を対象として建築の考察を試みるとともに、建築に関わる人々の心象風景についても考察。建築とそれを作った人々に焦点をあてることから、点と点を結んだ歴史観ではなく、面の歴史観について言及する。


ISBN978-4-7924-1094-0 C3021  (2019.1)
A5判 上製本 206頁 本体5,500円


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  著者の関連書籍
  妻木宣嗣著 近世の建築・法令・社会





  近世大名家臣団と知行制の研究
藤谷 彰著


近年の藩政史研究を広く俯瞰し、立藩から江戸時代後期におよぶ一貫した分析を通して客観的に位置づける藤堂藩研究の基本文献。


ISBN978-4-7924-1098-8 C3021  (2019.2)
A5判 上製本 287頁 本体7,500円


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  著者の関連書籍
  藤谷 彰著 桑名藩家臣団と藩領社会





切支丹信仰と佐賀藩武士道
筝曲「六段」の歴史的展開
伊藤和雅著


初代藩主・鍋島勝茂がドミニコ会のキリスト教会設置を容認した倫理観や佐賀藩武士道思想との関係性から、クレド(グレゴリオ聖歌)受容を考察する。


ISBN978-4-7924-1102-2 C3021  (2019.2)
A5判 上製本 352頁 本体8,000円


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  ◎西日本新聞に本書の紹介が掲載されました(2019年3月28日)
   筝曲「六段」は佐賀で完成 キリスト教受容通じ「クレド」の調べ保存



古代日本語と現実の諸様態
栗田 岳著


丹念な解釈と精選された用例に基づく、貴重な古代日本語文法研究。


ISBN978-4-7924-1097-1 C3081  (2019.1)
A5判 上製本 285頁 本体8,000円


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  栗田 岳 『古代日本語と現実の諸様態​』 拾遺





  昭和の民俗と世相2
三村幸一が写した日本の風景
大阪歴史博物館・関西大学なにわ大阪研究センター編


晴れの日の人々へ向けられる迫力ある視点。文楽写真でも知られる三村幸一の遺した貴重なコレクションから厳選されたシリーズ第2弾。


ISBN978-4-7924-1083-4 C0039  (2018.12)
A5判 上製本 280頁 本体2,800円


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  昭和の民俗と世相1 三村幸一が写した大阪・兵庫





 畿内譜代藩の陣屋と藩領社会
齊藤紘子著


これまでまったく未解明だった一万石を少し超える程度の譜代小藩の支配の実態を解明する画期的な業績であり、藩政史料がない中での今後の譜代小藩研究への道を切り拓く。


ISBN978-4-7924-1089-6 C3021 (2018.11)
A5判 上製本 350頁 本体7,500円


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 ◎おしらせ◎
 『日本歴史』第860号(2020年1月号)に書評が掲載されました。 評者 野尻泰弘氏

 『民衆史研究』第99号(2020年5月号)に書評が掲載されました。 評者 小松賢司氏

 『大阪歴史学会』第280号(2020年6月号)に書評が掲載されました。 評者 角和裕子氏




 新しい中世古文書学 総論編
アーカイブズとしての古文書
上島 有著


文書を単体の「かたち」→「かたまり」=群→「かさなり」=層という三次元にわたってとらえ、静態・動態両面にわたって観察する。文字情報以外の「もの」としての情報価値の保全にも努め解析しなくてはならない、との立場からアーカイブズ学としての新しい古文書学を構築する。


ISBN978-4-7924-1091-9 C3321 (2018.9)
B5判 上製本 316頁 本体9,500円


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 御家騒動の展開
吉永 昭著


前著に続く大作。松平忠直・光長父子をはじめ少なからぬ親藩の祖となった結城秀康の子孫と家臣団たちが織りなす人間模様を中心に描く。


ISBN978-4-7924-1088-9 C3021 (2018.9)
A5判 上製本 708頁 本体15,000円


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  著者の関連書籍
  吉永 昭著 御家騒動の研究


 


 文化接触のコンテクストとコンフリクト
環境・生活圏・都市
大場茂明・大黒俊二・草生久嗣 編
大阪市立大学文学研究科叢書第10巻


都市にあらわれる文化の接触と対立。ドイツ・ベルリンや東京の事例をもとに、「合同生活圏」という概念から希望をみいだす。


ISBN978-4-7924-1092-6 C3320 (2018.8)
A5判 上製本 254頁 本体6,500円


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 増補版 軍港都市史研究1 舞鶴編
坂根嘉弘編


舞鶴鎮守府設置により大きく変貌した舞鶴の政治・経済や社会を、地域の視点から解明するとともに、引揚者を受け入れた地域社会の諸相を読み解き、海上自衛隊と戦後舞鶴とのかかわりを究明する。補論などを収録した増補版。


ISBN978-4-7924-1093-3 C3321 (2018.8)
A5判 上製本 478頁 本体8,600円


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 近世大名家における「家」と「御家」
萩毛利家と一門家臣
根本みなみ著


家臣団の最上に位置し矛盾的な存在でもある一門の「家」を、変容しつつも「御家」との不可分な関係が存続したことを明らかにする。


ISBN978-4-7924-1090-2 C3021 (2018.6)
A5判 上製本 298頁 本体7,800円


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◎おしらせ◎
 『史学雑誌』第128編第10号(2019年10月号)に書評が掲載されました。 評者 立石 了 氏

 『日本歴史』第867号(2020年8月号)に書評が掲載されました。 評者 岸本 覚 氏




 近世前期の土豪と地域社会
小酒井大悟著


中世・近世移行期の村落を理解する際のキーパーソンとなる中間層を「土豪」と規定して、その存在形態と性格変化を多方面から解明する。


ISBN978-4-7924-1087-2 C3021 (2018.6)
A5判 上製本 358頁 本体8,500円


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  本書の関連書籍
  渡辺尚志編 畿内の村の近世史


 ◎おしらせ◎
 『日本歴史』第854号(2019年7月号)に書評が掲載されました。 評者 牧原成征氏


 『民衆史研究』第98号(2020年2月号)に書評が掲載されました。 評者 谷 徹也氏

 『日本史研究』第695号(2020年7月号)に書評が掲載されました。 評者 萬代 悠氏




 「満洲国」農事改良史研究
海 阿虎著


政治が中心であったこれまでの「満洲国」研究の中で欠けていた技術的な観点からの研究。農事改良政策の意義と限界を明らかにする。


ISBN978-4-7924-1081-0 C3021 (2018.6)
A5判 上製本 326頁 本体7,800円


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 同業者町の研究
同業者の離合集散と互助・統制
網島 聖著


第20回人文地理学会賞(学術図書部門)奨励賞受賞
薬の道修町、材木業者などをとりあげるほか、マーシャルが英独の同業者町を丹念に踏査したことにも着目する。 


ISBN978-4-7924-1077-3 C3025 (2018.5)
A5判 上製本 254頁 本体5,600円


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 泊園書院の明治維新
政策者と企業家たち
横山俊一郎著


儒学・漢学を〈思想家〉のみならず〈政策者〉や〈実務家〉という視点から解明。「東アジアの伝統」と「西洋近代」について再考を促す。


ISBN978-4-7924-1085-8 C3021 (2018.3)
A5判 上製本 口絵4頁・本文326頁 本体7,800円


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 軍港都市史研究Ⅴ 佐世保編
北澤 満編


全7巻完結!
近代都市としての佐世保は、他の軍港都市と異なり、長崎県北部や離島に対する中心都市としての位置づけがあり、物資供給の要となる問屋機能も含めて発展したという特徴がある。敗戦後の佐世保は、中国からの復員船が到着する港でもあり、その復興が大きな課題となった。平和港湾産業都市構想が、朝鮮戦争や海上特別警備隊の設置などの社会情勢に押されて、しだいに軍港論に変化していく様子をも解き明かす。


ISBN978-4-7924-1051-3 C3321 (2018.2)
A5判 上製本 364頁 本体8,200円


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 谷間の想像力
糸井通浩著


「ことば」とは何か、「ことば」の機能とは何か、を見すえた珠玉の「随想録」。「ことば」による想像は「映像」をも遙かに凌駕する。


ISBN978-4-7924-1436-8 C3081 (2018.1)
A5判 並製本 266頁 本体2,600円


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  本書の関連書籍
  糸井通浩著 日本語論の構築




 近世政治社会への視座
〈批評〉で編む秩序・武士・地域・宗教論
高野信治著


私たちの生活は権力を持つ(預かる)者の政治のあり方や人々が日々活動する社会の実相に少なからずの影響をうけ、かかる政治と社会は一体的な関係のなかで動く。権力と民、また民相互の諸関係の解明という、著者の総合的な歴史解析の視座からは、秩序・武士・地域・宗教などの様々な事象は繋がりながら、日本近世の政治と社会を成り立たせていることが読み解けよう。


ISBN978-4-7924-1080-3 C3021  (2017.11)
A5判 上製本 304頁 本体3,800円


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  著者の関連書籍
  高野信治著 大名の相貌―時代性とイメージ化―




 歴史ルポルタージュ島原天草の乱 全3巻
吉村豊雄著


第1巻
百姓たちの戦争
一揆の過程を、幕藩領主側との武力による戦いの過程、「戦争」として描くことと、松倉家・寺沢家の牢人が一揆の企てに加わったという、知られざるシナリオを明らかにし、一揆首謀者の企てが島原藩領・天草領での一揆、「百姓たちの戦争」へと展開していく歴史の深みを解き明かす。
ISBN978-4-7924-1073-5 C0321 (2017.11)
四六判 並製本 300頁 本体1,900円


第2巻 原城の戦争と松平信綱
天草島原の乱における原城攻防戦、原城戦争において、十三万近くの幕藩軍を率いて一揆を制圧した松平信綱。戦後の軍功バトルの処理から中央政界のトップに上りつめるキッカケとなった政治的光芒を描く。「知恵伊豆」の真骨頂というべき政治舞台へいざなう。
ISBN978-4-7924-1079-7 C0321 (2017.11)
四六判 並製本 156頁 本体1,500円


第3巻 潜伏キリシタン村落の事件簿
日本キリシタン史上、空前の規模のキリシタン発覚事件。天草下島西海岸の潜伏キリシタンの村々が、幕府領の天草郡を預かる島原藩の探索・取り調べを受け、最終的に五千二百五人もの潜伏キリシタンが摘発されていく事件に分け入った史的ルポルタージュ。
ISBN978-4-7924-1076-6 C0321 (2017.11)
四六判 並製本 228頁 本体1,800円


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  ◎朝日新聞全国版 文化の扉歴史編「天草四郎」は幻か でも本書が紹介されています(2017年11月12日)




 戊辰戦争と「奥羽越」列藩同盟
栗原伸一郎著


本格的な実証研究が現れなかった奥羽越諸藩の動向に、全面的に光を当てる。敗者となった結果からさかのぼる視点を脱却し、諸藩がどのような条件や価値観のもとで、政治選択を積み重ねていったのか、京都での活動も視野にいれながら叙述する。非「奥羽越」諸藩と米沢・仙台・会津・上山各藩の連携の可能性が示されるなど、新政府をとりまく政治情勢が流動的であったことを示唆する、維新史研究に新たな地平を切り開く業績。


ISBN978-4-7924-1078-0 C3021  (2017.10)
A5判 上製本 380頁 本体8,800円


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◎おしらせ◎
 
『日本歴史』第844号(2018年9月号)に書評が掲載されました。 評者 畑中康博氏

 『歴史』(東北史学会)第133輯(2019年10月号)に書評が掲載されました。 評者 天野真志氏




 日本語論の構築
糸井通浩著


時枝誠記の言語理論を学びながら日本語の表現機構に潜む発想や仕組みを明らかにする。


ISBN978-4-7924-1439-9 C3081 (2017.7)
A5判 上製本 516頁 本体12,000円


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  著者の関連書籍
  糸井通浩著 谷間の想像力




 紀州陶磁器史研究
中村貞史著


骨董的価値観を排し、発掘調査の成果や確実な史料に基づいてその開窯から廃窯までの変遷、作品、経営形態、陶工等を解説。


ISBN978-4-7924-1064-3 C3072 (2017.7)
A5判 上製本 口絵50頁(図版98点)・総406頁 本体9,500円


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民衆運動からみる幕末維新
谷山正道著


民衆運動と地域リーダーの活動の史的意義を究明するとともに、地域民衆の視座から、近代への移行のあり方を探る。


ISBN978-4-7924-1071-1 C3021 (2017.5)
A5判 上製本 462頁 本体11,500円


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  著者の関連書籍
  廣吉壽彦・谷山正道編 大和国高瀬道常年代記 全2冊




近世の法令と社会
萩藩の建築規制と武家屋敷
妻木宣嗣・曽我友良・橋本孝成 著


近世城下町の武家屋敷に対する藩の建築規制と各事例への対応というこれまで体系的に論じられることになかった分野に関する新たな研究。


ISBN978-4-7924-1067-4 C3021 (2017.6)
A5判 上製本 386頁 本体9,200円


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  著者の関連書籍
  妻木宣嗣著 近世の建築・法令・社会




クチとオク
住まいの民俗学的研究の一視座
森 隆男著


第14回日本民俗建築学会竹内芳太郎賞受賞
住居民俗論の中心的な分析概念とされてきた「オモテウラ」「カミシモ」に対して「クチオク」という視点を提唱する。


ISBN978-4-7924-1072-8 C3039 (2017.3)
A5判 上製本 344頁 本体8,800円


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  著者の関連書籍
  森 隆男編 民俗儀礼の世界





わかやまを学ぶ
紀州地域学 初歩の初歩
和歌山大学フィールドミュージアム叢書4
東 悦子・藤田和史 編


多くの受講生が押し掛ける人気講義をもとに編集。「わかやま」をフィールドとして調査・研究をすすめている執筆陣の研究成果を届ける。


ISBN978-4-7924-1070-4 C0321 (2017.3)
四六判 並製本 191頁 本体1,800円


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東北の民俗芸能と祭礼行事
菊地和博著


シシ踊り、修験系山伏神楽・番楽、田植え踊りの三分野を中心に、民俗芸能研究を通して東北の地域性・固有性を明らかにする。


ISBN978-4-7924-1059-9 C3039 (2017.3)
A5判 上製本 428頁 本体9,800円


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  著者の関連書籍
  入間田宣夫・菊地和博編 講座 東北の歴史 第五巻 信仰と芸能




旅と交流にみる近世社会
高橋陽一編著


従来の宿駅・助郷・関所や寺社参詣にとどまらず、国益思想の一環としての旅人統制、藩の番所の運用、飯盛女、文化の地震後の象潟をめぐる環境保全と領民の生業確保の相剋、江戸勤番武士の生活圏、俳諧と心学、地士の誇りや教養と参詣、名所宮島と清盛伝説等、環境史や思想史も関連する多様な側面から人の移動や交流から近世史通観を試みる。


ISBN978-4-7924-1065-0 C3021 (2017.3)
A5判 上製本 308頁 本体5,600円


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  著者の関連書籍
  高橋陽一著 近世旅行史の研究―信仰・観光の旅と旅先地域・温泉―




唐船法帖の研究
馬 成芬著


長崎貿易を通じて中国から日本に舶載された書籍のうち、「書道」に関するものの考察から、江戸時代の日本と中国の文化交渉を考える。


ISBN978-4-7924-1069-8 C3021 (2017.4)
A5判 上製本 206頁 本体6,000円


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明治維新を読みなおす
同時代の視点から
青山忠正著


明治維新の本質を、幕末(結果としての幕府の瓦解があったからこその表現であり、この当時の人間がそう認識していたわけではない)の政治課題がどのような内容と歴史的意味をもって立ち現れてきたのか、後世のフィルターではなく当時の当事者の認識に立ち戻って、それを全国統一政府の成立と東アジア世界との訣別のなかで新たな政治体制として作り上げていく動きとして、長期の時系列のなかに捉える。


ISBN978-4-7924-1066-7 C0021 (2017.2)
四六判 並製本 228頁 本体1,700円


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  ◎毎日新聞 全国版 今週の本棚・新刊に本書の紹介が掲載されました(2017年3月5日)


  著者の関連書籍
  青山忠正著 明治維新の言語と史料




奈良の都
古代の人物第2巻
石上英一・鎌田元一・栄原永遠男 監修
佐藤 信編


本書では、八世紀の平城京に都が置かれた奈良時代の前半を中心とした人物を取り上げる。天皇や大臣などの時の為政者・権力者ばかりでなく、女性や政治的な敗者も扱うこととし、社会に影響を与えた僧侶や文化人、そして海外に派遣された遣唐使などにも配慮して選ぶ。取り上げた個々の人物の歩みを生き生きとなぞることを通して、背景にあるその時代の歴史像や社会の特徴を描き出す。


●本書の構成●
奈良時代の人物
〔本巻のねらい〕…………佐藤 信
Ⅰ 天皇家と藤原氏
藤原不比等
〔律令国家の具現者〕………中村修也/藤原武智麻呂〔不比等の子としての立場と行動〕………吉川敏子/元明天皇・元正天皇〔母・娘二代の女帝の活躍〕………山下信一郎/聖武天皇〔富、彷徨、三宝の奴〕………北 啓太/光明皇后〔奈良時代のキーパーソン〕………寺崎保広
Ⅱ くりかえされる政争
長屋王
〔長屋王家木簡の世界から〕………中村順昭/橘 諸兄〔「臣」への道〕………新川登亀男/藤原広嗣〔西海にきえた「大忠臣」〕………西別府元日/玄 昉〔入唐学僧の栄光と挫折〕………川﨑 晃/大伴古麻呂〔天平勝宝の風雲児〕………鐘江宏之/大伴家持〔官人・歌人としての実像〕………西宮秀紀
Ⅲ 文化と政治
太安万侶
〔中級貴族官僚の陰の栄誉・『古事記』撰録〕………増渕 徹/大伴旅人〔ある軍事氏族族長の生涯〕………永山修一/山上憶良〔〈述志〉の歌人〕………増尾伸一郎/阿倍仲麻呂〔古代日本と唐の架け橋〕………榎本淳一/行 基〔民衆と天皇とのあいだで〕………若井敏明




ISBN978-4-7924-0573-1 C3321 (2016.4)
A5判 上製本 402頁 本体4,500円


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講座 東北の歴史 全六巻
監修 入間田宣夫


第二巻 都市と村(最終回配本)
平川 新・千葉正樹編



■都市
都市は人々が集住し、高度化された諸機能が集中した地域である。時代や地域に即した都市の特徴を描く。

考古学から見た多賀国府
 ……多賀城市教育委員会 千葉孝弥
奥羽の港町
 ……大阪教育大学 綿貫友子
戦前期東北における百貨店の展開過程
 ―岩手・宮城・山形・福島を中心に― ……東北大学学術資源研究公開センター史料館 加藤 諭
戦後地域民主化と文化運動
 ……信州大学 大串潤児

■村
村は自然に周囲され、農業あるいは林業といった第一次産業が主要な生業となった地域である。村の生活や開発のありようなどについて時代的特徴を分析した。

東北の墨書土器と地域社会
 ……国立歴史民俗博物館 三上喜孝
中世のマチとムラ
 ……福島県文化振興財団 飯村 均
村から見た伊達騒動
 ……宮城学院女子大学 平川 新
北上川下流域における村の暮らしと百姓相続
 ―江戸時代の桃生郡橋浦村を中心に― ……常磐大学 平野哲也
南奥羽の村絵図世界
 ……一関市博物館 相馬美貴子
二宮尊徳と中村藩の報徳仕法
 ―村を興し国を興す― ……東北大学名誉教授 大藤 修


ISBN978-4-7924-0957-9 C3321 (2014.10)
A5判 上製本 286頁 本体4,600円



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中世の人物 京・鎌倉の時代編 全三巻
元木泰雄・野口 実・平 雅行 編


第三巻 公武権力の変容と仏教界
平 雅行 編

紅旗征戎吾が事に非ず。新時代の陣痛のなかで悪戦苦闘した人々の内面に迫る。

Ⅰ承久の乱と朝廷
後鳥羽院
 ~万能の君の陥穽~ … 美川 圭
九条道家
 ~院政を布いた大殿~ … 井上幸治
西園寺公経
 ~当世の重臣、比肩すべき人無し、諸事思うがごときの人なり~ … 山岡 瞳
藤原秀康
 ~鎌倉前期の京武者と承久の乱~ … 長村祥知
藤原定家
 ~歌の切り棄て「かた腹いたや」~ … 谷  昇
コラム 動揺する仁和寺御室 … 金 正文

Ⅱ執権政治をめぐる群像
源 実朝
 ~青年将軍の光と影~ … 坂井孝一
北条政子
 ~朦朧の御台所~ … 黒嶋 敏
北条義時
 ~義時朝臣天下を并呑す~ … 田辺 旬
北条泰時
 ~東西文化を融合させた宰相~ … 菊池紳一
北条時房と重時
 ~六波羅探題から連署へ~ … 久保田和彦
九条頼経・頼嗣
 ~棟梁にして棟梁にあらざる摂家将軍の蹉跌~ … 岩田慎平
竹御所と石山尼
 ~「家」をつないだ女性たち~ … 小野 翠
三浦義村
 ~八難六奇の謀略、不可思議の者~ … 真鍋淳哉
大江広元と三善康信(善信)
 ~京・鎌倉をむすぶ文士のつながり~ … 佐藤雄基
宇都宮頼綱
 ~京都で活動した東国武士~ … 野口 実
コラム 鎌倉幕府と陰陽師 … 赤澤春彦

Ⅲ顕密仏教と禅律僧
慈  円
 ~法壇の猛将~ … 菊地大樹
聖  覚
 ~エリート学僧の挫折~ … 平 雅行
定  豪
 ~鎌倉幕府の政僧~ … 海老名尚
円  爾
 ~公武の帰依と南宋文化~ … 原田正俊
叡  尊
 ~宗教的「平和」運動と鎌倉下向~ … 細川涼一
コラム 東大寺宗性――学僧多忙 … 横内裕人

ISBN978-4-7924-0996-8 C3321 (2014.7)
A5判 上製本 392頁 本体4,500円



第一巻 保元・平治の乱と平氏の栄華(好評配本中)
元木泰雄 編
諸行無常の響あり。清盛の栄華を軸に、諸勢力の興亡を描く。
Ⅰ鳥羽院政と保元の乱/Ⅱ平治の乱と後白河院政の成立/Ⅲ平氏の栄華
ISBN978-4-7924-0994-4 C3321 (2014.3)
A5判 上製本 422頁 本体4,500円



第二巻 
治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立(好評配本中)
野口 実 編
軍中は将軍の令を聞いて、天子の詔を聞かず。「天下草創」の激浪に翻弄された貴賤男女の群像を活写する。
ISBN978-4-7924-0995-1 C3321 (2014.6)
A5判 上製本 436頁 本体4,500円



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口承文芸研究のネットワーク(最終回配本)
野村純一著作集 第九巻


口承文芸学を形成した知的連携の全容をしめす。著者のまなざしが読み取れる、全9巻の総合索引を付す。

第一篇 口承文芸研究のネットワーク/第二篇 採訪実感:考えつつ歩み、歩みつつ考える/第三篇 昔話集を読む/第四篇 瓢箪の本棚
―書評と紹介―【付 未刊稿】言わず、もがなのあとがき―立派な言葉―
解説 野村純一の足跡、ここにあり…石井正己/解題 つながりの昔話研究…飯倉義之/野村純一博士略年譜/野村純一著作集総索引

ISBN978-4-7924-0711-7 C3339 (2013.4)
A5判 上製本 526頁 本体10,000円


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野村純一著作集 全巻構成はこちらから




市場と流通の社会史 全3巻
山田雅彦・原田政美・廣田 誠編


市場と流通の歴史から社会を読み解く新シリーズ


第2巻 日本とアジアの市場の歴史
原田政美



人々の生活に必要不可欠な食料品をはじめ様々な商品を供給し続けた市場について日本の近世~近代、さらにアジアにおける歴史を明らかにする。


序 日本とアジアの市場の歴史…原田政美/Ⅰ 近世城下町の生鮮食料品市場…藤田貞一郎/Ⅱ 日本における卸売市場制度成立史…原田政美/Ⅲ 戦前期のわが国における日用品小売市場の形成と展開…廣田 誠/Ⅳ 大野勇の市場論…長谷部弘/Ⅴ 漁業資本と水産物供給…高  宇/Ⅵ 韓国における小売市場の成長と限界…白 寅秀/Ⅶ 近代北京における公設市場の開設と展開…于 小川/Ⅷ ムガル朝と市場…長島 弘

ISBN978-4- 7924-0935-7 C0320 (2012.9)
A5判 上製本 290頁 本体3,800円


第1巻 伝統ヨーロッパとその周辺の市場の歴史(既刊)
山田雅彦編
全10章の独立した論稿から、かかるテーマに関する可能な限りの通史を構成する。そこからみえてくるのは、市場における自生的で自由な運動と、それを統制し管理しようとする作用の相互関係の問題である。
ISBN978-4-7924-0933-3 C0320 (2010.12)
A5判 上製本 316頁 本体3,800円


第3巻 近代日本の交通と流通・市場(既刊)
廣田 誠編
近代化の中で飛躍的に発展した鉄道網・陸上交通網が経済と社会にあたえた影響をよみとく。人と物の流れから考える近代史研究。
ISBN978-4- 7924-0936-4 C0321 (2011.11)
A5判 上製本 266頁 本体3,800円


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 編者の関連書籍
 廣田 誠著  近代日本の日用品小売市場




新視点による西鶴への誘い
西鶴を楽しむ別巻②
谷脇理史・広嶋 進 編著


急逝された谷脇氏を偲ぶ、異色の西鶴案内書。


ISBN978-4-7924-1418-4 C0395 (2011.8)
四六判 上製本 304頁 本体3,400円


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日本中世の西国社会 全3巻
川岡 勉・古賀信幸編


第3巻 西国の文化と外交(最終回配本・全巻完結)

大内氏の文化に代表される「西国社会」と東アジア世界とのかかわりを、仏教や文化、また貿易などを主題におきながらとらえなおす。

はじめに――西国の文化と外交…川岡 勉・古賀信幸第1章 東アジア禅宗世界の変容と拡大…伊藤幸司第2章 大内氏の外交と室町政権…須田牧子第3章 周防国大内氏とその氏寺興隆寺の質的変容…真木隆行第4章 伊予における天台律系寺院の創立と展開…石野弥栄第5章 縁辺部からみる西日本の貿易陶磁…降矢哲男第6章 国際都市博多…大庭康時第7章 中世港町佐賀関と海部の海民文化…鹿毛敏夫第8章 豊後府内と南蛮貿易…坪根伸也

ISBN978-4-7924-0929-6 C3321 (2011.12)
A5判 上製本 298頁 本体3,800円


第1巻 
西国の権力と戦乱(第1回配本・既刊)
本巻の前半では文献史学の立場から、後半では中世考古学や縄張り研究の側から、西国の権力と戦乱という主題に迫る。
ISBN978-4-7924-0927-2 C3321 (2010.12)
A5判 上製本 324頁 本体3,800円


第2巻 西国における生産と流通(第2巻配本・既刊)
古くから海の風景でイメージされることの多い「西国社会」の特徴を、生産や流通など、経済活動を中心によみとく。
ISBN978-4-7924-0928-9 C3321 (2011.8)
A5判 上製本 348頁 本体3,800円



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 編者の関連書籍
 川岡 勉著  中世の地域権力と西国社会

 


弘前城築城四百年
城・町・人の歴史万華鏡
長谷川成一監修


北の大地に台頭した新興近世大名の居城から、軍都、学都への歩みをたどる。


ISBN978-4-7924-0934-0 C0021 (2011.1)
四六判 上製本 284頁 本体2,700円


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 監修者の関連書籍
 長谷川成一著  北奥羽の大名と民衆

 長谷川成一監修 北方社会史の視座 全四巻




大阪伝承地誌集成
三善貞司編著

大阪の記憶  大阪府域に伝わる奇談・寺社縁起・芸能・遺跡遺物・人物など万般にわたる伝承と地誌を半世紀の年月をかけて採録した、3,575項目を収録する。超大作。


ISBN978-4-7924-0647-9 C0521 (2008.5)
菊判 上製本 1506頁 本体18,000円


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 著者の関連書籍
 三善貞司編 大阪人物辞典





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